日常

制限の中の自由

ゆり(管理人)
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何もかも自由にやっていいよと言われると何をすればいいかわからなくなる。

ある程度の制限、ルール、枠組み、方向性が決まっている中でやり方は自由という風になると動きやすい。

自由が欲しいと思いつつ動けないなら自由の幅を少し狭めてみると良いのかも。

人から決められるのが嫌なら自分で決めていく。決める力がある人が自由な人なのかな。

例えばデザインならサイズ、色数、色の種類、画材、作風、何をどこに向けて伝えるのか、何に使うものなのか…などなど

普段の暮らしでも細かく見れば決めることはたくさんあって、それを一つずつ決めていく作業なのだろうな。

学生の頃、安部公房さんの「鞄」という短編小説を読んだ。

ちょっと重そうな、その鞄を持ったまま移動できる所しか行けないという。

不自由そうなのに当時の私は何故か安心感を覚えちょっと羨ましいと思った。

同時に、じゃあその鞄を置いていけばいいのでは?とか他に方法がないのか?とも思いつつ。

鞄があることで選択を自分でしなくていいという他力本願な考えと、本当に自分が行きたいところに行くならそれを捨てなければならない時が来るって事なのかなって今は思う。


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