世界文化遺産の長崎教会群に行ってきた!出津教会堂などを画像付きで紹介
2016年年始に長崎教会群を見に行ってきました。パート2!!
2018年6月30日に世界文化遺産に登録されましたね!
今回は出津教会堂、大野教会堂、馬込教会の3つの教会について書いていきます!
前回は大浦天主堂について書きました。
暗くなるとライトアップも。白くて綺麗な出津教会堂
出津教会堂(しつきょうかいどう)/長崎市西出津町
正式名称は「カトリック出津教会」
1882年出津地区で主任司祭を務めていた
マルク・マリー・ド・ロ神父の設計で建設された。
2度増築されて1909年に完成した姿がほぼ現在の姿です。
強い海風に耐えられるようにレンガ造りの瓦葺き屋根の平屋建ての建物です。
外壁は白漆喰で塗られているので白くてとても綺麗です。
中を見ることが出来なかったのですが
外には左からマルク・マリー・ド・ロ(マルコドロー)神父の像、
中村近蔵翁の像、ド・ロ神父帰天100周年記念として
マタイ福音書から一節が刻まれた碑が立っています。
パウロ・中村近蔵さんは歴代神父の片腕となって信徒の宗教、教育、
青少年の要理指導、教会運営に尽瘁された方のようです。
ド・ロ神父も熱心に社会福祉活動をしてくれていたようでとても素晴らしい方ですね。
ぱっと見教会とは気づかない大野教会堂
大野教会堂(おおのきょうかいどう)/長崎市下大野町
こちらもマルク・マリー・ド・ロ神父の設計と指導で、
出津教会の巡回教会として1893年に建設されました。
石造りの瓦葺き屋根の平屋建ての建物です。
2004年に解体修理されています。
遠目から見ていると教会には見えない感じです。
よく見ると屋根に十字架があります。
↑道路から登っていく道です。マリア様像が見えて来ます。
ド・ロ神父はフランスで学んだ農業、印刷、医療、建築、などの技術を教え
日本の教会はゴシック様式を使いながらも日本の伝統文化を重んじた建築様式を
取り入れているところを見ると
とても柔軟な考えの持ち主だったのかなと思いました。
日本の建築様式もその土地に向いたものだと思いますのでそれぞれの
良い所を取り入れたりしていたのかもしれません。
伊王島に有るたくさんの名前を持った馬込教会
馬込教会(まごめきょうかい)
長崎市伊王島町
正式名称は「聖ミカエル天主堂」
他に「馬込天主堂」「沖之島教会」「沖之島天主堂」「沖ノ島教会」
「沖ノ島天主堂」「沖の島教会」
「沖の島天主堂」等の別名がある。
他の教会とは違って伊王島という島にあります。
長崎市街地から車で30分くらいの距離です。
車やバスで橋を渡るか、船で渡ることも出来ます。
1890年にマルマン神父によってレンガ造りの天主堂を建設したが
台風や落雷などで倒壊してしまい1931年に地元の大工さんによって
建て替えられ、今はコンクリート造りにってしまっています。
白くてとても綺麗です。
外にもステンドグラスがありました。
脇の道から上に上がって裏側から見てもらいたいのですが
海が一望できて眺めが良いです。
海と教会というのも綺麗でした。
教会見学についての注意
私は観光タクシーを予約して教会以外も長崎県長崎市の観光地を
回ってもらいながら見学しました。
時期的なことも有り中は見学できない所もありました。
また、中は写真撮影禁止の教会がほとんどです。
観光地から離れている協会もありますので事前に調べてから行くことをオススメします。
大浦天主堂以外の教会堂を見学するには事前連絡が必要です。
長崎の教会群インフォメーションセンターにご確認ください。
http://kyoukaigun.jp
おわりに
一言で教会と言ってもいろんな建築様式があって
それぞれ地域に密接に関わっていたのですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。