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ラーメンズ小林賢太郎演劇作品うるう2016大阪公演の感想!

ゆり(管理人)
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2016年1月18日サンケイホールブリーゼで行われたラーメンズ小林賢太郎さんの演劇作品「うるう」を観てきました!下の方でネタバレをしています。

この作品は私がラーメンズにハマるきっかけの作品でした。4年前の公演も観に行っていた私は今回もわくわくしながら会場へ向かいました♪

うるうのチラシ
うるうのフライヤー

「うるう」は2015年12月17日〜2016年2月29日の間、全国9カ所を回って公演していました。そのだいたい真ん中あたりの大阪千秋楽に行ってきました。

上演時間は、お知らせやアンコールを含めても2時間いかないくらいでした。アンコールなどが長引けば2時間少しすぎるかもですがお話自体は2時間ありません。

「うるう」という作品との出会い。

ネタバレはもう少し下の方でしますのでご安心を。
4年前も観に行ったと先ほど書きましたがそのときはラーメンズの存在をはっきりと意識していませんでした。

Twitterで別の地域の方が「すごく面白かったので少しでも興味がある方は行った方が良い」と書き込まれているのを見て興味を持ち、急遽追加席のチケットをゲットしました!

その日はなんと2012年2月29日のうるう日!!すごい!っと単純な私はそこから感動していました。後から知ったのですが追加席が出たのはこの日だけだったとか。席も上の後ろの方、なんとか舞台が見えるかというくらいでしたが
全然気にならないほど世界観に引き込まれていきました。

この作品の出演は小林賢太郎さんのみの一人舞台。音楽・演奏として徳澤青弦さんが舞台にいらっしゃいますが基本的には小林賢太郎さんが一人で演じられています。

この世界観と徳澤青弦さんの奏でるチェロが引き立て合ってなんとも物悲しく幸せな気持ちになります。
この公演を見て小林さんのお声と徳澤さんの音楽に惚れ、ラーメンズを知りどっぷりハマっていくのでした(笑)
(この時はお顔があまり見えなかったのです。)

そろそろネタバレを含む話をしていきますね。

4年前との違い。ここからネタバレあります。

4年前から何が変わったのか私には、はっきり違いを感じる事が出来ませんでした。
舞台作品は生きていて日々成長しているという点で台詞や何かのアクションを追加したり、無くしたりはありますが2012年のうるう日から何か特別に変わったかと聞かれると無いと思います。そのまま再演というかたちです。

服装なんかも同じです。ヨイチさんの年齢とかも変わっていません。
私は4年前、上の方から見ていたので、舞台の装飾を詳しく観ることが出来ずこんな事になっていたのか!っとビックリする所はありました。
今回は1階席でした( ;∀;)<嬉しい

前回と今回のチラシを見比べると今回のほうが少し色味が鮮やかになっていました。これは印刷の関係かわざとなのか…。小林さんの表情や徳澤さんの姿が今回の方が見やすいです。

2016版うるうの感想in大阪!

ほとんど再演なので内容を知った状態で見るということになりましたが徳澤さんが登場して演奏し始めるとそれだけでうるう、うるう。違う、ウルウルしてました( ;∀;)

「ひとりになりがるくせに寂しがるんだね。」

というキャッチコピーだけでも心を鷲掴みにされます。

2011~2012年公演より3年くらい前にうるう年をテーマに物語を書こうと思いつきツバをつけておくために、小林賢太郎さんの別の活動「Potsunen(ポツネン)」の「SPOT」という公演で「うるうびと」というコントとして発表したのが最初です。

今見ると同じネタの部分がありますがまた別のキャラクターですね。
小林さんは「ひとり」を描くのがとてもお上手でポツネンのコントは寂しく切なくなります。2012年の「うるう」で号泣した私は覚悟して2016年版を見ました。

内容を知っているので号泣まではいきませんでしたが泣きました。周りの方もぐすぐす言ってましたね。

でも、「うるうびと」と違い「うるう」はちょっとハッピーエンドです!
よかったね〜(T∀T)って感じです。

いつもひとつ足りない、いつもひとつ余る。
とある、うるう年の2月29日に生まれたヨイチさんが主人公。
ヨイチさんは38歳で森に住んでいます。
転校してきてヨイチさんの住んでいる森に迷い込んだマジル君8歳。
マジル君の姿は見えませんが小林さんの動きで
確かにマジル君がそこに存在しているという感じがします。
小林さんのパントマイム炸裂です☆

最初は「ここに住んでいることは誰にも言うな、もうここには二度と来るな」と言っていたヨイチさん。
だんだんとマジル君と過ごす時間を楽しみにするようになります。
とても愛らしいです。
歌がとてもお上手で…時折ラップが挟まるのも好きなんですよね。笑

素敵な演奏をしながらもちょいちょいボケにも参加する徳澤さんも面白いです。チェロの音って人の声にも聞こえますよね。ちゃんと音でも会話してるのとか凄いなと思いました。※徳澤さんはしゃべりません。

童謡の「待ちぼうけ」は、あれ以来聞くと「うるう」を思い出すようになりました。
友だちになろうと言ってくれたマジル君にヨイチさんは「友だちは必要ない!今欲しいのはうさぎの取り方の指南書だ」と言ってマジル君が持ってきたのがこの童謡の楽譜です。その場で徳澤さんが弾くのも泣ける。

しんみりしてきたのでめっちゃ笑った好きな場面を紹介!
影絵のシーン。梟やうさぎなどを手の影で作って遊んでるのですが犬かとおもいきや人間語を話す馬と鹿の間に生まれた幻の動物マカ!
いろんなギャップが混ざって爆笑です。見るの2回めですが(笑)
忘れていました。マカのこと。

この時でしたかね?「そんなに面白いか?」って聞かれたの。
どこかのタイミングで会場が爆笑していて小林さんがそんなに面白いかって聞いて「よかった」的な事をおっしゃっていたような気がします。

もうひとつ、ヨイチさんの学生時代にからかってきた子供たちがマペット人形で出てくるのですがひとりずっと口が半開きの子が居て「口が閉まってない!」と小林さんに指摘されそーっと閉まっていくのが可愛くて面白かったです!(*゚∀゚)

梟の被り物をして変な動きをする小林さん。シュールです。笑

私はうるうの美術セットも好きです。梟の被り物もですし背景の雰囲気も。小林賢太郎さんの作品は大体好きなのですが。

畑も白色なのに活き活きとしていてとても綺麗。上から見ても「わー!」ってなりましたが近くで見るとさらに「わー!!」ってなりますね。1つ1つが絵になる感じです。

そして、ヨイチさんがどうしてマジル君と友達になれないのか、なぜ1人で森に住んでいるのかの謎が解けてラストスパート、もう途中で気づいて泣きますよね。マジル君、なんていいやつなんだっ。

徳澤さーん!!って叫びたくなります。

全部終わって小林さんが再登場した時だったか、ニカッて凄く嬉しそうに笑われたのです。それを見られただけで、見にこれてよかったなって思いました。

4年前、映像化は考えていないとの事だったのでまたうるう年になったら会えるのだろうかと思っていてこの再演。またヨイチさんとマジル君と徳澤さんにお会いできてほんとうに嬉しかったです。

いつも大阪はしつこいくらいにアンコールを呼んでもう帰ってくれと言われたりするのですが(笑)今回は次が広島で片付けないといけないと小林さんが言っていたのでアンコールは少なかったです。

去り際の小林さん。
・新しいお父さんの苗木を持って帰る。苗木バサバサ動く。
・マジル君と手を繋いで帰る。(私が泣いた)

アンコール前、ぐすぐす言いながら終演を迎えた私たちにお知らせがっ!
何か画面に表示されている!!なんと、うるうが絵本になって発売されるとな!?

こちらは別の記事で話したいと思います。

以上です。
最後まで読んでいただいてありがとうございます!
これからは絵本で楽しめますが、徳澤さんの音を体感できる舞台も行ける方は楽しんできてください。

誰しもあまりものの1なんかはなく、特別な1なんだ!


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