雑記

宮﨑駿監督がもののけ姫で描いたハンセン病とはどんな病気?症状や治療法は?

包帯

1月31日は「世界ハンセン病の日」
もののけ姫でハンセン病を描いたと宮崎駿監督ご本人が語られていました。
私はもののけ姫は何度も観ていましたが「ハンセン病」はよく知りませんでした。
もののけ姫との関係は都市伝説のようなものになっていたのですね。

私はタタラ場に居る人達は何かの病気か怪我なんだろうな〜と、ぼんやり思っていたくらいです。
包帯を巻いた人々はハンセン病の方をモチーフにしていたのですね。
(戦いで怪我をしている人も居ると思いますが)

いま一度、ハンセン病について考えてみようと思います。

ハンセン病ってどんな病気?

ハンセン病とは「らい菌」という細菌に感染して皮膚や神経に症状が出る感染症です。
日本では「らい病」と呼ばれていましたが、らい菌を発見したノルウェーの医師アルマウェル・ハンセンさんから「ハンセン病」と呼ばれるようになりました。

初期症状では皮膚に白や赤色の斑点ができていき、その部分の感覚がなくなり触っても感じなくなってしまうそうです。
感覚が無いので怪我などをしても気づかなかったり、熱くてもわからないのでヤケドをしてしまったりすることも…

症状が進むと脳や脊髄と皮膚や筋肉などを連絡する神経が麻痺して手や足が変形してしまうこともあります。
皮膚がただれたようになり、顔も変形してしまうことがあるそうで見た目が変化してしまったり、手足が不自由になるのは余計に辛いですね。

日常生活で感染する可能性はほとんどない。

症状だけ書くと凄く怖い病気のようですが感染力はとても弱く、感染しても潜伏期間が5年と言われていますが、栄養をとって衛生環境が良い中で生活している場合は発病する事はまれだそうです。

免疫が弱い乳幼児期に「大量のらい菌を頻繁に口や鼻から吸い込むくらいの状況でないと感染しない」くらいの感染力なので心配しなくても大丈夫ですね。

後遺症が残っている方からも感染することはありません。

現在では治療法があるので、早期に治療すると後遺症もなく治るそうです!
現在も療養所で生活している人もほとんどは治っているんですって。

治療法も抗生物質を内服するみたいです。
何か症状が出た時は慌てず病院に診てもらうことが大事ですね。

遺伝病でもなく、日本では感染源になるものはほとんどないそうです。
怖がることは何もないですね。

日本でのことを書きましたが世界中でもWHOがハンセン病を制圧すると決議して1995年から1999年までハンセン病の治療薬を無料で世界中に配ったそうです。
2000年以降はノバルティス社という製薬会社が治療薬の無償配布を引き継いでいます。

どうして差別が起こったのか。

何も知らない状態で手足が変形してしまったりすると怖いですよね。
見た目に変化が出てしまうのも大きいかと思います。
知識がない、治療法がない昔は呪いとかが原因だと恐れられていました。

神経が麻痺して仕事が出来なくなったりすると世の中から隠れて暮らさないと行けない状況になってしまいます。
家族へ迷惑をかけないようにと放浪の度に出る人が増えたそうです。
その人達を「放浪らい」と呼んだそうです。

日本は諸外国から患者を放置していると非難され、1907年(明治40年)に放浪らいの方達を隔離して治療する法律を作ったそうです。
それが余計に「やっぱり危ない病気なんだ」と言う誤解を生み、偏見から患者やその家族も結婚や就職を拒まれるなど長い間、不当に差別されるという結果を生んでしまいました。

知識もあり治療薬が出来てもなお差別に苦しめられてきた元患者の方達の訴えで1996年(平成8年)になってようやく「らい予防法」と言う法律は廃止されました。
法律はなくなりましたが入所されているかたは高齢になってしまい後遺症で重い身体障害があったり、未だに偏見や差別が残っていることもあり安心して退所できないという方もおられるようです。

まとめ

  • ハンセン病とは「らい菌」による感染症。
  • 皮膚のただれや運動神経麻痺などを起こす。
  • 感染力は弱く発病もまれ。
  • 現在では薬で治る
  • 法律によって隔離されたりしたため恐怖や偏見から差別が残る

こうして宮﨑駿さんのように自分の作品でメッセージを送ったり「世界ハンセン病の日」として世界にアピールする日を作ったり、差別をなくすためや、もし何らかの形で感染してしまった場合のためにも私達も知っていかないといけないと思いました。

最後にもののけ姫の話に少し触れておきます。

差別などがあった中、たたら場で必死に生活している姿が描かれその場所を提供しているエボシは良い人にも思えて来ますね。悪い人でもないと思いますが…
それぞれの正義があって誰の視点で見るかによって状況が変わる。
もののけ姫は深い作品だと改めて思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
差別がなくなる事を祈ります。

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